皆さまから頂いたエステに関する疑問や
ご質問などに私がお応えします。
リンパドレナージュとは
ゆっくりと皮膚をなでるような力加減で、リンパの流れる方向に沿って行う手技のことです。
リンパ管の各所には、2ミリ〜3ミリほどの小豆大のリンパ節が芋づる状にあります。
その数は500〜800個あると言われており、その半数以上は腹部に集中しています。
主なリンパ節群は、頸部・腋窩部・腹部・骨盤部・鼠径部 に集中しており、四肢から流れてくるリンパに対して腋窩部・鼠径部・骨盤部のリンパ節群は防御の拠点になります。
リンパ管は静脈に寄り添うかたちで全身に分布していますが、その分布は左右対称ではありません。右上肢のリンパは、右腋窩部のリンパ節を介して、首の右側付け根から静脈角に注ぎます。左上肢のリンパは、左腋窩部のリンパ節を介して、首の左側付け根の鎖骨下(静脈角)から静脈に注ぎます。下肢(左右共)のリンパの大部分は、鼠頚部のリンパ節を介して体幹から胸管や腋窩部を通り、首の左側の鎖骨下(静脈角)から静脈に注ぎ心臓へ運ばれますが、一部のリンパは右の静脈角から静脈に注がれます。